Na¹²³I による24 時間後の甲状腺摂取率で正常範囲内はどれか。
Na¹²³I による24 時間後の甲状腺摂取率で正常範囲内はどれか。
- ⑴ 0.5%著しい低値で、無痛性甲状腺炎や亜急性甲状腺炎、ヨード過剰摂取などで見られる異常値です。
- ⑵ 3%正常下限を下回る低値です。ヨード制限が不十分な場合にも生じるため、検査前の食事内容の確認が必要です。
- ⑶ 30%24時間後の摂取率がおおむね10〜40%という正常範囲に収まっています。
- ⑷ 60%正常上限を超える高値で、Basedow病など甲状腺機能亢進状態を疑う値です。
- ⑸ 80%著しい高値で、未治療のBasedow病などで見られます。正常範囲とはいえません。
解説
正解は⑶です。Na123Iを用いた甲状腺摂取率検査では、投与24時間後の摂取率がおおむね10〜40%(施設により8〜35%程度)であれば正常範囲とされます。したがって選択肢のうち30%がこれに該当します。摂取率が高くなるのはBasedow病などヨードの取り込みが亢進した状態で、逆に低くなるのは無痛性甲状腺炎や亜急性甲状腺炎の急性期、ヨード過剰摂取、抗甲状腺薬の使用時などです。検査前にはヨードを多く含む食品や造影剤を制限する必要があり、これを怠ると摂取率が見かけ上低く出る点も押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成