LSO シンチレータの特徴で正しいのはどれか。
LSO シンチレータの特徴で正しいのはどれか。
- ⑴ BGO に比べ相対発光量が大きい。相対発光量はLSOがおよそ75、BGOが15〜20程度で、LSOのほうが大きくなります。
- ⑵ BGO に比べ発光減衰時間が長い。逆です。LSOの発光減衰時間は約40 ns、BGOは約300 nsで、LSOのほうが短く高計数率に強くなります。
- ⑶ NaI(Tl)に比べ密度が低い。LSOの密度は7.4 g/cm3でNaI(Tl)の3.67 g/cm3より高く、511 keVの光子を止める能力も高くなります。
- ⑷ NaI(Tl)に比べ相対発光量が大きい。NaI(Tl)を100としたときLSOは75程度で、発光量はNaI(Tl)のほうが大きくなります。
- ⑸ NaI(Tl)に比べエネルギー分解能が高い。エネルギー分解能はNaI(Tl)のほうが優れています。発光量が少ないLSOは統計的なゆらぎが大きく分解能で劣ります。
解説
正解は⑴です。LSO(オルトケイ酸ルテチウム)はPET装置に広く使われるシンチレータで、NaI(Tl)の発光量を100とすると相対発光量はおよそ75、BGOは15〜20程度です。したがってBGOと比べれば発光量ははるかに大きく、NaI(Tl)と比べれば小さいことになります。またLSOの発光減衰時間は約40 nsでBGOの約300 nsより格段に短く、密度は7.4 g/cm3とNaI(Tl)の3.67 g/cm3より高いため、同時計数の時間分解能と検出効率の両方でPETに適しています。一方でエネルギー分解能はNaI(Tl)に劣ります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成