1.5 T MRI 装置で最小バンド幅426 Hz、スライス選択傾斜磁場が最大2…
1.5 T MRI 装置で最小バンド幅426 Hz、スライス選択傾斜磁場が最大20 mT・m⁻¹のときの最小スライス厚[mm]はどれか。
- ⑴ 0.2計算値0.50 mmの半分以下です。0.2 mmを得るには約50 mT/mの傾斜磁場が必要で、本問の条件では届きません。
- ⑵ 0.5426 Hz÷851.6 Hz/mm=0.50 mm となり、与えられた条件で得られる最小スライス厚に一致します。
- ⑶ 1.0傾斜磁場を半分の10 mT/mとしたときの値です。最大20 mT/mを使えばこの半分の厚さまで薄くできます。
- ⑷ 2.0磁気回転比の桁を取り違えると出やすい値で、条件から求まる最小スライス厚の4倍にあたります。
- ⑸ 5.0日常の撮像で使うスライス厚に近い値ですが、本問が問うているのは装置条件から決まる最小値であり、計算値は0.5 mmです。
解説
正解は⑵です。スライス厚は、励起パルスの周波数帯域幅を、スライス選択傾斜磁場が作る単位長さあたりの共鳴周波数の変化で割って求めます。式にすると厚さ=BW÷(γ×G)で、γ は磁気回転比 42.58 MHz/T です。γ×G=42.58×10^6×0.020=8.516×10^5 Hz/m、すなわち 851.6 Hz/mm となるので、426÷851.6=0.50 mm が最小スライス厚です。帯域幅を狭くするか傾斜磁場を強くするほど薄いスライスが得られるという関係も押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-06.html)を加工して作成