18F を200 MBq 投与直後に患者から2 m の距離で5 分間、年間50 …
18F を200 MBq 投与直後に患者から2 m の距離で5 分間、年間50 回対応した放射線業務従事者の年間被ばく線量[µSv]に最も近いのはどれか。ただし、¹⁸F の実効線量率定数は0.14 µSv・m²・MBq⁻¹・h⁻¹とする。
- ⑴ 30線量率は0.14×200÷2の2乗=7µSv/h。1回5分では7×(5÷60)≒0.583µSv、年間50回で約29µSvとなり、30が最も近い値です。
- ⑵ 6060となるのは距離の2乗で割らずに2で割った場合などです。逆二乗則により4で割る必要があります。
- ⑶ 120120となるのは距離による減弱を考慮しなかった場合に近い値です。2mの距離で4分の1になることを反映してください。
- ⑷ 240240は距離の補正も時間換算も誤った場合に出る値で、計算結果とは大きく異なります。
- ⑸ 480480は5分を1時間として扱うなど時間換算を誤ると出る値です。5分は12分の1時間です。
解説
正解は⑴です。実効線量率は、実効線量率定数×放射能÷距離の2乗で求めます。ここでは0.14×200÷2の2乗=28÷4=7µSv/hとなります。1回あたりの対応時間は5分=5÷60時間ですから、1回の被ばくは7×(5÷60)=約0.583µSvです。これを年間50回繰り返すので、0.583×50=約29µSvとなり、最も近い値は30µSvです。距離が2倍になれば線量率は4分の1に下がるという逆二乗則の効果が大きいこと、そして時間を分から時間へ換算し忘れないことが、この種の計算での要点になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成