GM 管式サーベイメータによる表面汚染検査で正しいのはどれか。
GM 管式サーベイメータによる表面汚染検査で正しいのはどれか。
- ⑴ β 線のエネルギーの測定ができる。GM計数管は放電が飽和して入射エネルギーの情報が失われるため、β線のエネルギー測定はできません。
- ⑵ 30 cm/s 程度で素早くプローブを走査する。30cm/sでは速すぎて汚染を見落とします。時定数を考慮して数cm/s程度でゆっくり走査します。
- ⑶ 最初に時定数を短くして汚染箇所を特定する。まず時定数を短くして応答を速くし汚染箇所を絞り込み、その後に時定数を長くして正確に計測する、という手順が基本です。
- ⑷ 方向を問わず一定の感度でβ 線を測定できる。端窓型GM計数管では窓の正面と側方で感度が大きく異なるため、方向依存性があります。
- ⑸ 汚染防止のためプローブ全体をアルミニウムフィルタで保護する。アルミニウムフィルタはβ線を遮ってしまい検出できなくなります。汚染防止には薄いポリエチレン膜などを用います。
解説
正解は⑶です。表面汚染検査では、まず時定数を短く設定して指示値が速やかに応答するようにし、プローブを動かしながら汚染箇所のおおよその位置を絞り込みます。そのうえで、見つかった箇所で時定数を長くして指示値のばらつきを抑え、正確に計測するという二段階で進めるのが基本です。走査速度は速すぎると見落とすため、時定数を考慮して数cm/s程度でゆっくり動かします。GM計数管は放電が飽和するためβ線のエネルギー測定はできず、端窓型では窓の正面と側方で感度が異なるため方向依存性があります。アルミニウムでβ線を遮ってしまうため保護には薄い膜を用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成