焦点検出器間距離を100 cm から120 cm に変え、その他の条件を同一とし…
焦点検出器間距離を100 cm から120 cm に変え、その他の条件を同一としてX 線撮影を実施した。受像面のX 線量の倍数で最も近い値はどれか。
- ⑴ 0.69逆二乗則より線量比は(100÷120)の2乗=25÷36≒0.694となり、0.69が最も近い値です。
- ⑵ 0.830.83は100÷120=0.833、すなわち距離の比そのものです。2乗するのを忘れた場合に出る値です。
- ⑶ 1.201.20は距離を1.2倍にしたという比そのもので、線量は距離が伸びれば減るため増加する値にはなりません。
- ⑷ 1.441.44は(120÷100)の2乗で、距離を伸ばしたときに同じ濃度を得るために必要な線量の倍率です。受像面の線量比ではありません。
- ⑸ 2.002.00は逆二乗則からは導けない値です。距離比の2乗に戻って確認してください。
解説
正解は⑴です。点線源から出るX線の線量は距離の2乗に反比例します(逆二乗則)。焦点検出器間距離を100cmから120cmへ変え、管電圧・管電流・照射時間などほかの条件を変えなければ、受像面のX線量は距離の比の2乗の逆数、すなわち(100÷120)の2乗=(5÷6)の2乗=25÷36≒0.694倍になります。したがって最も近い値は0.69です。距離を1.2倍にすると線量はおよそ0.69倍に減るため、同じ写真濃度を得るには逆に1.44倍の線量が必要になる、という関係も合わせて理解しておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成