骨盤部のCT 像(別冊No. 10)を別に示す。矢印で示すのはどれか。
骨盤部のCT 像(別冊No. 10)を別に示す。矢印で示すのはどれか。
- ⑴ 子宮膀胱の後方、直腸の前方という正中の位置にある均一な軟部濃度の臓器が子宮です。骨盤内臓器は前から膀胱・子宮・直腸の順に並びます。
- ⑵ 精巣精巣は男性の陰嚢内にあり、骨盤腔の内部には存在しません。
- ⑶ 直腸直腸は仙骨の前面を走る最も背側の管腔で、しばしばガスや便を含みます。矢印の位置より後方です。
- ⑷ 膀胱膀胱は骨盤内で最も前方にあり、尿がたまると低いCT値の均一な袋状に描出されます。
- ⑸ 卵巣卵巣は子宮の左右にある小さな楕円形の構造で、正中の大きな臓器ではありません。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。骨盤部CTで、膀胱の後方かつ直腸の前方という中央の位置に、周囲の腸管より均一で軟部濃度を示す臓器が描出されており、これは女性の子宮です。骨盤内臓器は前から膀胱、子宮、直腸の順に並ぶという位置関係が読み取りの基本になります。子宮は正中に位置し、辺縁が滑らかで内部に内腔を伴うことがある点も手がかりです。膀胱は尿がたまると低いCT値の均一な袋状に見え、直腸は仙骨の前面を走りガスや便を含みます。卵巣は子宮の左右にあるより小さな構造、精巣は男性の陰嚢内にあり骨盤内には存在しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成