頭部CT で正しいのはどれか。
頭部CT で正しいのはどれか。
- ⑴ 上肢を挙上させた体位とする。上肢の挙上は腹部・胸部CTで腕のアーチファクトを避けるための体位です。頭部CTでは上肢は体側に置きます。
- ⑵ 白質のCT 値は灰白質より高い。逆です。CT値は灰白質のほうが高く、およそ35〜45HU、白質はおよそ20〜30HUです。
- ⑶ スライスの基準線は耳垂直線とする。頭部CTの基準線には眼窩外耳孔線(OMライン)などを用います。耳垂直線は基準線として一般的ではありません。
- ⑷ perfusion CT によって脳循環動態を把握できる。造影剤を急速静注して同一断面を連続撮影し、CT値の時間変化から脳血流量や平均通過時間を算出することで脳循環動態を把握できます。
- ⑸ 造影検査ではイオン性モノマー型造影剤を使用する。現在の造影CTでは副作用の少ない非イオン性造影剤を用います。イオン性モノマー型は血管内投与では使用されません。
解説
正解は⑷です。perfusion CTは造影剤を急速静注して同一断面を連続撮影し、CT値の時間変化から脳血流量・脳血液量・平均通過時間などを算出する検査で、脳循環動態を定量的に把握できます。急性期脳梗塞での虚血中心部と血流再開により救済しうる領域の判別に用いられます。頭部CTでは上肢は挙上せず体側に置き、スライスの基準線には眼窩外耳孔線(OMライン)などを用います。CT値は灰白質のほうが白質より高く、およそ35〜45HUと20〜30HUです。造影剤は副作用の少ない非イオン性のものを使用します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成