X 線撮影体位(別冊No. 8)を別に示す。撮影法で正しいのはどれか。
X 線撮影体位(別冊No. 8)を別に示す。撮影法で正しいのはどれか。
- ⑴ Lorenz〈ローレンツ〉法Lorenz法は股関節を大きく開排した肢位で行う軸位方向の撮影法で、膝関節の撮影法ではありません。
- ⑵ Guthmann〈グースマン〉法Guthmann法は骨盤計測を目的とした側方向の撮影法で、産科領域で用いられます。膝関節ではありません。
- ⑶ Anthonsen〈アントンセン〉法Anthonsen法は側頭骨(内耳・乳突蜂巣)を描出する頭部の撮影法で、部位が異なります。
- ⑷ Rosenberg〈ローゼンバーグ〉法立位で両膝を約45度屈曲させ後前方向に入射する荷重位撮影がRosenberg法です。関節裂隙の狭小化を鋭敏に評価できます。
- ⑸ Lauenstein〈ラウエンシュタイン〉法Lauenstein法は股関節を外転・外旋した蛙肢位で行う股関節の側方向撮影法で、膝関節の撮影法ではありません。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。示された体位は、立位で両膝を約45度屈曲させ、膝の前面を受像器に密着させて後前方向にX線を入射する撮影法で、Rosenberg法と呼ばれます。荷重をかけた状態で大腿骨と脛骨の関節裂隙を接線方向に描出できるため、変形性膝関節症における関節裂隙の狭小化を鋭敏に評価できるのが特徴です。仰臥位の撮影では荷重がかからず狭小化を過小評価してしまうため、この方法が用いられます。他の選択肢はいずれも部位の異なる撮影法で、股関節や骨盤、側頭骨を対象とするものであり、膝関節の荷重位撮影ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成