焦点サイズが0.1 mm のX 線管を使用して拡大撮影を行う。半影を0.2 mm…
焦点サイズが0.1 mm のX 線管を使用して拡大撮影を行う。半影を0.2 mm まで許容できるとき、最大となる拡大率[倍]はどれか。
- ⑴ 1.5M=1.5では半影は0.1×0.5=0.05mmとなり、許容値0.2mmに対して余裕がありすぎます。最大の拡大率ではありません。
- ⑵ 2.0M=2.0では半影は0.1×1.0=0.1mmで、まだ許容値0.2mmに達していません。もっと拡大できます。
- ⑶ 2.5M=2.5では半影は0.1×1.5=0.15mmで、許容値にはまだ余裕があります。最大値ではありません。
- ⑷ 3.0P=F×(M-1)より0.2=0.1×(M-1)。M-1=2となりM=3.0倍が半影0.2mmに収まる最大の拡大率です。
- ⑸ 3.5M=3.5では半影は0.1×2.5=0.25mmとなり、許容値0.2mmを超えてしまいます。
解説
正解は⑷です。拡大撮影で生じる半影の幅Pは、焦点サイズをF、拡大率をMとすると P=F×(M-1) で表されます。焦点から見た被写体の影が受像面でぼける量が、焦点の大きさと拡大の度合いで決まるためです。ここでF=0.1mm、許容できる半影P=0.2mmですから、0.2=0.1×(M-1) となり、M-1=2、すなわちM=3.0倍が最大の拡大率になります。この式から分かるとおり、大きく拡大したいほど焦点を小さくする必要があり、拡大撮影に微小焦点X線管が使われるのはこのためです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成