X 線撮影における基準点・線(別冊No. 7)を別に示す。正しい組合せはどれか。
X 線撮影における基準点・線(別冊No. 7)を別に示す。正しい組合せはどれか。
- ⑴ ア ― 喉頭隆起喉頭隆起は甲状軟骨が前方へ突出した頸部の指標で、およそ第4〜5頸椎の高さにあります。アが示す位置とは一致しません。
- ⑵ イ ― 剣状突起剣状突起は胸骨体の下端に続く突起で、心窩部のくぼみの上端として触知でき、およそ第9〜10胸椎の高さにあります。イが示す位置と一致します。
- ⑶ ウ ― 肩甲骨下線肩甲骨下角はおよそ第7胸椎の高さにある背側の指標です。ウが示す位置とは一致しません。
- ⑷ エ ― Jacoby〈ヤコビー〉線Jacoby線は左右の腸骨稜の最上部を結ぶ線で、第4腰椎棘突起の高さにあたります。エが示す位置とは一致しません。
- ⑸ オ ― 小転子小転子は大腿骨近位の内側後方にある突起で、体表からは触知しにくい部位です。オが示す位置とは一致しません。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。剣状突起は胸骨体の下端に続く軟骨性の突起で、心窩部のくぼみの上端として体表から触れることができ、およそ第9〜10胸椎の高さに相当します。上腹部や胸腹部の撮影で位置決めの基準点として用いられる、代表的な体表指標です。図のイがこの位置を示しているため、組合せとして正しいのはイと剣状突起になります。ほかの指標は、喉頭隆起が第4〜5頸椎、肩甲骨下角がおよそ第7胸椎、Jacoby線が第4腰椎棘突起、小転子が大腿骨近位内側という高さにあり、いずれも図で示された位置と一致しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成