X 線CT 装置の体軸方向の空間分解能に影響するのはどれか。2 つ選べ。
X 線CT 装置の体軸方向の空間分解能に影響するのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ FOVFOVはマトリクス数とともに断面内の画素サイズを決める量で、面内(xy方向)の分解能に関わります。体軸方向ではありません。
- ⑵ スライス厚スライス厚が薄いほど体軸方向の広がりが小さくなり分解能が高くなります。厚いと部分体積効果で細部が平均化されます。
- ⑶ ピッチ係数ヘリカルスキャンではピッチ係数が大きいほど寝台送りが速く、補間により実効スライス厚が広がるため体軸方向の分解能が低下します。
- ⑷ X 線検出効率X線検出効率は同じ線量で得られる信号量、すなわち雑音や被ばくに関わる量で、空間分解能を決める要素ではありません。
- ⑸ マトリクス数マトリクス数はFOVとともに面内の画素サイズを決める量で、体軸方向の分解能には関与しません。
解説
正解は⑵と⑶です。体軸(z)方向の空間分解能は、その方向でどれだけ細かくデータを刻めるかで決まります。スライス厚が薄いほどz方向の広がりが小さくなり分解能は高くなり、逆に厚いと部分体積効果で細部が平均化されます。またヘリカルスキャンでは、ピッチ係数が大きいほど寝台の送りが速く、補間によって実効的なスライス厚が広がるため分解能は低下します。これに対しFOVとマトリクス数は、断面内の1画素の大きさを決める量なので面内(xy方向)の分解能に関わります。X線検出効率は雑音や被ばくに関わる量で、分解能そのものは決めません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成