歯科用X 線撮影で正しいのはどれか。
歯科用X 線撮影で正しいのはどれか。
- ⑴ セファロ撮影は2 倍拡大撮影である。セファロ撮影は計測に用いるため拡大をできるだけ抑え、拡大率はおよそ1.1倍程度です。2倍拡大ではありません。
- ⑵ セファロ撮影は歯髄観察目的で行われる。セファロ撮影は頭蓋・顎顔面の骨格を規格化して計測する目的の撮影です。歯髄の観察は口内法で行います。
- ⑶ パノラマX 線撮影ではスリットが用いられる。パノラマX線撮影ではスリットで絞ったX線束を用い、回転しながら歯列弓の断層像を連続記録して1枚に展開します。
- ⑷ 口内法用X 線撮影は2 方向撮影によって行われる。口内法は目的の歯に対して原則1方向の撮影を行います。2方向撮影が前提ではありません。
- ⑸ 口内法用X 線撮影装置の管電圧は100 kV を用いる。口内法用X線撮影装置の管電圧は60〜70kV程度です。100kVは高すぎます。
解説
正解は⑶です。パノラマX線撮影は、X線管と受像器が患者の頭部を挟んで回転しながら、スリット状に絞ったX線束で歯列弓の断層像を連続して記録する方式です。このスリットが、目的とする断層面以外の情報を除き、細長い画像をつなぎ合わせて歯列全体を1枚に展開することを可能にしています。セファロ撮影は頭部X線規格撮影で、矯正歯科などで骨格の計測に用いるため拡大率をできるだけ小さく(およそ1.1倍程度)します。歯髄の観察は口内法の役割です。口内法は原則として1方向撮影で、管電圧は60〜70kV程度が用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成