X 線透視撮影装置で正しいのはどれか。
X 線透視撮影装置で正しいのはどれか。
- ⑴ 近接式は術者のX 線防護が不要である。近接式は術者が患者のそばで操作するため、防護衣や防護板によるX線防護が不可欠です。不要という記述は誤りです。
- ⑵ 近接式は遠隔式に比べ患者の正確な整位変換が困難である。逆です。近接式は術者が患者に直接触れて体位を整えられるため、遠隔式より正確な整位がしやすくなります。
- ⑶ 透視積算タイマは連続して15 分まで警告なしで使用できる。透視積算タイマは5分を目安に警報を発するよう定められており、15分ではありません。
- ⑷ アンダーテーブルX 線管形はオーバーテーブルX 線管形に比べ術者の被ばくは少ない。寝台下にX線管がある配置では、患者から出る散乱線の多くが寝台と防護カーテンで遮られるため、術者の被ばくはオーバーテーブル形より少なくなります。
- ⑸ オーバーテーブルX 線管形はアンダーテーブルX 線管形に比べ患者の体位変換が困難である。オーバーテーブル形は術者が患者に近づいて扱いやすく、体位変換が困難ということはありません。
解説
正解は⑷です。アンダーテーブルX線管形は寝台の下にX線管があり、患者から出る散乱線の多くが寝台と防護カーテンで遮られるため、寝台の横に立つ術者の被ばくは、X線管が上にあるオーバーテーブル形より少なくなります。散乱線は主にX線が入射する側で強いので、術者の立つ位置からX線管を遠ざける配置が有利になるわけです。近接式では術者が患者のそばで操作するため防護衣や防護板によるX線防護が不可欠で、患者に直接触れられるぶん整位はむしろ容易です。透視積算タイマは5分ごとに警告を発する仕組みです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成