インバータ式X 線高電圧装置で正しいのはどれか。2 つ選べ。
インバータ式X 線高電圧装置で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 単相電源ではフィードバック制御はできない。単相電源であっても管電圧・管電流を検出して制御するフィードバック制御は可能です。むしろインバータ式の利点の一つです。
- ⑵ 単相電源で三相X 線装置並みの線質を得られる。高周波に変換することで平滑化が容易になりリプル百分率が小さくなるため、単相電源でも三相装置に匹敵する線質が得られます。
- ⑶ 装置の定格出力は電源インピーダンスに依存する。電源側のインピーダンスによる電圧降下が出力を制限するため、定格出力は電源設備の容量や配線条件に依存します。
- ⑷ インバータ回路は半導体制御素子6 個をブリッジ形に接続する。インバータ回路は半導体制御素子4個による単相フルブリッジが基本です。6個をブリッジ接続するのは三相の整流回路です。
- ⑸ 非共振形装置の管電圧制御はインバータ周波数を変化させることで行う。逆です。非共振形ではパルス幅を変える制御が用いられ、インバータ周波数を変えて制御するのは共振形です。
解説
正解は⑵と⑶です。インバータ式X線高電圧装置は、商用電源を直流に整流したうえで数kHz以上の高周波に変換し、昇圧・整流します。周波数が高いため平滑化しやすく、リプル百分率が小さい良質な直流管電圧が得られるので、単相電源でも三相装置に匹敵する線質を得られます。また装置の定格出力は、電源側のインピーダンスによる電圧降下の影響を受けるため、電源設備の容量や配線条件に依存します。単相電源でも管電圧や管電流を検出してのフィードバック制御は可能で、インバータ回路のブリッジは半導体素子4個の単相フルブリッジが基本です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成