7 Sv の全身被ばくの数か月後に生じる有害事象はどれか。
7 Sv の全身被ばくの数か月後に生じる有害事象はどれか。
- ⑴ 骨髄死7Sv程度では造血幹細胞が強く障害され、成熟血球が尽きる1〜2か月後に汎血球減少による感染症や出血で死亡します。時期と線量が合致します。
- ⑵ 腸管死腸管死はおよそ10Gyを超える被ばくで、腸上皮の脱落により1〜2週間以内に起こります。数か月後ではありません。
- ⑶ 発がん発がんは数年から数十年の潜伏期を経て生じる確率的影響で、数か月後の有害事象ではありません。
- ⑷ 中枢神経死中枢神経死は数十Gy以上の被ばくで、脳浮腫などにより数日以内に死亡するもので、線量も時期も一致しません。
- ⑸ 放射線宿酔放射線宿酔は被ばく直後から数日のうちに現れる悪心・嘔吐・倦怠感で、数か月後の事象ではありません。
解説
正解は⑴です。全身被ばくの急性障害は、線量が高くなるにつれて骨髄・腸管・中枢神経の順に現れ、死に至るまでの時間も短くなります。7Sv程度では造血幹細胞が強く障害され、成熟血球が寿命を迎える1〜2か月後に汎血球減少による感染症や出血で死亡する骨髄死が問題になります。腸管死はおよそ10Gyを超える被ばくで1〜2週間以内、中枢神経死は数十Gy以上で数日以内に起こるもので、いずれも数か月後ではありません。放射線宿酔は被ばく直後から数日の悪心・嘔吐であり、発がんは数年から数十年後に生じる確率的影響です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成