老年症候群の特徴で誤っているのはどれか。
老年症候群の特徴で誤っているのはどれか。
- ⑴ 転倒転倒は老年症候群の代表で、骨折や寝たきりの契機となる重要な問題です。
- ⑵ 嚥下障害嚥下障害は誤嚥性肺炎や低栄養につながる老年症候群の一つです。
- ⑶ 体重増加加齢による食欲低下、筋肉量の減少、嚥下障害などにより体重は減少するのが典型です。体重増加を特徴とするのは誤りなので、これが正解です。
- ⑷ 認知障害認知障害は老年症候群に含まれ、せん妄などとともに生活機能低下の大きな要因になります。
- ⑸ 歩行障害歩行障害は転倒やサルコペニアと関連する老年症候群の一つです。
解説
正解は⑶です。老年症候群とは、高齢者に多くみられ、原因が単一ではなく生活機能の低下につながる一連の症状・徴候をまとめた概念です。転倒、認知障害、歩行障害、嚥下障害のほか、失禁、褥瘡、低栄養、せん妄、フレイル、サルコペニアなどが含まれます。高齢者では加齢に伴う食欲の低下や筋肉量の減少、嚥下障害による摂取不足のために体重は減少するのが典型で、体重増加を特徴とするのは誤りです。意図しない体重減少はフレイルの診断項目にも含まれており、予後不良のサインとして重視されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成