脳実質から発生する腫瘍で正しいのはどれか。
脳実質から発生する腫瘍で正しいのはどれか。
- ⑴ 膠芽腫膠芽腫は星細胞などのグリア細胞から発生する神経膠腫で、脳実質そのものから生じます。浸潤性に発育し悪性度の高い腫瘍です。
- ⑵ 髄膜腫髄膜腫はくも膜の髄膜皮細胞から発生する脳実質外腫瘍で、脳を圧排するように発育します。
- ⑶ 神経鞘腫神経鞘腫は脳神経を包むSchwann細胞から発生する脳実質外腫瘍で、前庭神経に好発します。
- ⑷ 下垂体腺腫下垂体腺腫は下垂体前葉の細胞から発生するトルコ鞍部の腫瘍で、脳実質由来ではありません。
- ⑸ 頭蓋咽頭腫頭蓋咽頭腫はRathke囊の遺残上皮から発生する鞍上部の腫瘍で、脳実質由来ではありません。
解説
正解は⑴です。膠芽腫は星細胞(アストロサイト)などのグリア細胞から発生する神経膠腫の一つで、脳実質そのものから生じる腫瘍です。周囲の脳へ浸潤しながら発育し、悪性度が高く予後不良であることが知られています。これに対し、ほかの選択肢はいずれも脳実質の外側から発生する脳実質外腫瘍です。髄膜腫はくも膜の髄膜皮細胞、神経鞘腫は脳神経を包むSchwann細胞、下垂体腺腫は下垂体前葉の細胞、頭蓋咽頭腫はRathke囊の遺残上皮に由来し、いずれも脳を圧排するように発育する点が膠芽腫との大きな違いです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成