X 線写真による小児の骨年齢評価に用いられるのはどれか。
X 線写真による小児の骨年齢評価に用いられるのはどれか。
- ⑴ 頭蓋骨頭蓋骨は大泉門の閉鎖などが乳児期の目安になりますが、年齢を細かく段階づける骨年齢評価には向きません。
- ⑵ 下顎骨下顎骨では歯の萌出や石灰化が歯年齢の指標になりますが、骨年齢の標準的な評価部位ではありません。
- ⑶ 肩甲骨肩甲骨は骨化核の出現が少なく撮影も難しいため、骨年齢の評価には用いられません。
- ⑷ 手根骨手根骨は出生時ほとんど骨化しておらず年齢とともに骨化核が順に出現するため、左手根部のX線写真を標準像と比較して骨年齢を判定します。
- ⑸ 大腿骨大腿骨は骨端線の閉鎖が思春期以降の目安になりますが、段階づけに乏しく標準的な評価部位ではありません。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。小児の骨年齢は、手根骨と手指の骨化核の出現数や骨端線の閉鎖の程度をX線写真で評価して判定します。手根骨は出生時にはほとんど骨化しておらず、およそ1歳で1個というように年齢とともに順に骨化核が現れるため、成長の進み具合を段階的に読み取るのに適しているからです。左手根部の正面像を標準画像と比べる方法が広く用いられ、低身長や内分泌疾患の診断、成長ホルモン治療の効果判定に使われます。頭蓋骨、下顎骨、肩甲骨、大腿骨は、年齢を細かく段階づける指標としては適しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成