画像誘導放射線治療として照射位置の照合基準で用いるのはどれか。2 つ選べ。
画像誘導放射線治療として照射位置の照合基準で用いるのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 血管血管は単純撮影やコーンビームCTでは造影しない限り描出されないため、日々の照合の基準にはできません。
- ⑵ 骨構造骨は形態の再現性が高くX線画像で明瞭に描出されるため、計画CTと治療直前の画像を重ねる骨照合が最も標準的な基準になります。
- ⑶ 体表面光学式の表面スキャンやレーザーによる体表面照合は、乳房や体幹部の位置決め、呼吸性移動の監視に用いられる基準です。被ばくがない利点もあります。
- ⑷ 体内のガス消化管ガスは量も位置も日々大きく変わるため位置合わせの基準にできず、むしろ画像照合の妨げになります。
- ⑸ 体内に貯留している液体膀胱や直腸に貯留する液体は量も形も一定せず、基準としての再現性がありません。むしろ貯留量を一定にする前処置が必要になります。
解説
正解は⑵と⑶です。画像誘導放射線治療(IGRT)では、治療計画時の基準画像と治療直前に取得した画像を照合して位置ずれを補正します。照合の基準にできるのは、日々の変形が小さく再現性の高い構造です。その代表が骨構造で、2方向のkV画像やコーンビームCTと計画CTを重ねる骨照合が最も標準的に行われます。また光学式の表面スキャンやレーザーによる体表面照合も、乳房や体幹部の位置決めや呼吸性移動の監視に用いられます。これに対し血管は造影しなければ描出されず、体内のガスや貯留した液体は量も位置も日々変化するため、基準にはできません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成