ソマトスタチン受容体シンチグラフィで正しいのはどれか。2 つ選べ。
ソマトスタチン受容体シンチグラフィで正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 標識核種は¹²³I である。標識核種は111Inです(111In-ペンテトレオチド)。123Iを用いるのはMIBGシンチグラフィなど別の検査です。
- ⑵ 撮影直前に排尿を行う。薬剤は腎から排泄されて膀胱に貯留するため、骨盤内の病変が隠れないよう撮影直前に排尿してもらいます。
- ⑶ 神経内分泌腫瘍に集積する。腫瘍細胞に発現したソマトスタチン受容体に結合するため、神経内分泌腫瘍の局在診断・病期診断に用いられます。
- ⑷ 高分化腫瘍では低分化腫瘍より集積が低い。逆です。分化度が高い腫瘍ほど受容体の発現が保たれて集積は高く、低分化な腫瘍では発現が乏しく集積が低下します。
- ⑸ 消化管の生理的集積は後期像より早期像で頻度が高い。逆です。消化管への生理的集積は排泄が進むにつれて増えるため、早期像より後期像で頻度が高くなります。
解説
正解は⑵と⑶です。ソマトスタチン受容体シンチグラフィは、腫瘍細胞表面のソマトスタチン受容体(主に2型)に結合する111In-ペンテトレオチドを用いる検査で、神経内分泌腫瘍の局在診断と病期診断に使われます。薬剤は主として腎から排泄されて膀胱に貯留するため、骨盤内の病変が隠れないよう撮影の直前に排尿してもらいます。受容体の発現は分化度の高い腫瘍ほど保たれて集積が高く、低分化な腫瘍では低下すること、消化管への生理的集積は排泄が進む後期像で目立つようになることも合わせて押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成