MRI 検査室の管理で正しいのはどれか。
MRI 検査室の管理で正しいのはどれか。
- ⑴ 撮影室内の照明は蛍光灯を使用する。蛍光灯は高周波雑音の発生源となり画像にアーチファクトを生じます。撮影室内では白熱灯や直流点灯の照明を用います。
- ⑵ 0.4 T 以下の装置では電波法の申請が不要である。MRI装置は高周波利用設備として磁場強度に関係なく電波法上の手続きが必要です。0.4T以下で不要という規定はありません。
- ⑶ 永久磁石型装置では強制クエンチ用排気スイッチを設置する。クエンチは超電導磁石の超電導状態が破れる現象です。永久磁石型では起こらないため、強制クエンチ用の排気設備は不要です。
- ⑷ 電波シールドの設置目的は漏えい電波と外来電波の影響を防ぐためである。電波シールドは外来電波の混入と送信高周波の漏えいの双方を防ぐために設置します。正しい記述です。
- ⑸ JIS 規格では漏えい磁場が0.2 mT を超える領域に立入制限の境界線を引く。立入制限の境界は漏えい磁場0.5mT(5ガウス)を目安に設定します。0.2mTという値ではありません。
解説
正解は⑷です。MRI検査室を囲む電波シールド(RFシールド)は、外部からの電波が受信信号に混入してアーチファクトを生じるのを防ぐと同時に、送信した高周波が室外へ漏れて他の機器に干渉するのを防ぐという双方向の目的をもちます。したがって漏えい電波と外来電波の両方の影響を防ぐという記述が正しくなります。撮影室内の照明には高周波雑音を出す蛍光灯は避け、白熱灯や直流点灯の照明を用います。強制クエンチ用の排気設備は超電導型に必要なもので、立入制限は0.5mT線が目安です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成