国際放射線防護委員会〈ICRP〉2007 年勧告における組織加重係数で大きい順に…
国際放射線防護委員会〈ICRP〉2007 年勧告における組織加重係数で大きい順に並んでいるのはどれか。大きい 小さい
- ⑴ 甲状腺―生殖腺―皮膚―乳房甲状腺は0.04で生殖腺の0.08より小さいため、先頭に置くことはできません。順序が成り立ちません。
- ⑵ 生殖腺―乳房―甲状腺―皮膚生殖腺0.08より乳房0.12の方が大きいので、生殖腺を先頭にする並びは2007年勧告では誤りです。1990年勧告の値と混同した並びです。
- ⑶ 生殖腺―乳房―皮膚―甲状腺生殖腺を先頭にしている点に加え、皮膚0.01を甲状腺0.04より前に置いており二重に誤っています。
- ⑷ 乳房―甲状腺―生殖腺―皮膚乳房を先頭にしたのは正しいものの、甲状腺0.04を生殖腺0.08より前に置いているため順序が逆になっています。
- ⑸ 乳房―生殖腺―甲状腺―皮膚乳房0.12、生殖腺0.08、甲状腺0.04、皮膚0.01の順で、ICRP2007年勧告の値と完全に一致します。正解です。
解説
正解は⑸です。ICRP2007年勧告の組織加重係数は、乳房が0.12、生殖腺が0.08、甲状腺が0.04、皮膚が0.01と定められています。したがって大きい順に並べると乳房→生殖腺→甲状腺→皮膚となり、この順序になっている選択肢は⑸だけです。1990年勧告では生殖腺が0.20で最大、乳房が0.05でしたが、2007年勧告で乳房のリスク評価が引き上げられ生殖腺が引き下げられたため順位が入れ替わりました。旧勧告の値と混同すると生殖腺を先頭に置く誤りを生じます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成