エッジ法によるプリサンプルドMTF で正しいのはどれか。
エッジ法によるプリサンプルドMTF で正しいのはどれか。
- ⑴ 単位はmm²である。MTFは入力と出力のコントラスト比で無次元量です。単位が付くのは横軸の空間周波数(cycles/mm)で、mm²ではありません。
- ⑵ ESF のトレンド補正をする。トレンド補正はNPS(雑音パワースペクトル)測定で背景の不均一を除くための操作です。ESFに対して行う処理ではありません。
- ⑶ LSF はESF を微分して得る。ESFを微分してLSFを得るのがエッジ法の中心的な手順です。正しい記述です。
- ⑷ LSF のパワースペクトルである。MTFはLSFのフーリエ変換の絶対値を規格化したもので、振幅特性です。パワースペクトルは振幅の2乗にあたり別物です。
- ⑸ 金属エッジを画素列に対して15 度傾けて撮影する。エッジの傾きはおよそ1.5〜3度とわずかにします。15度も傾けると合成サンプリングが成り立たず、正しいMTFが得られません。
解説
正解は⑶です。エッジ法では鋭い金属エッジのX線像からエッジ広がり関数(ESF)を求め、これを空間方向に微分して線広がり関数(LSF)を得ます。得られたLSFをフーリエ変換し、その絶対値を規格化したものがプリサンプルドMTFです。MTFは比を表す無次元量で、横軸の空間周波数がcycles/mmとなります。エッジは画素列に対してごくわずか(およそ1.5〜3度)傾けて撮影し、画素ピッチより細かいサンプリングを合成するのが要点で、大きく傾けると再構成できません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成