歯科用コーンビームCT 装置で正しいのはどれか。
歯科用コーンビームCT 装置で正しいのはどれか。
- ⑴ 90 度回転して撮影する。コーンビームCTは通常180〜360度回転して投影データを収集します。90度では再構成に必要なデータが得られません。
- ⑵ 視野サイズが変更できない。歯科用CBCTは局所小照射野から歯列全体まで、目的に応じて複数の視野サイズを選択できます。
- ⑶ ヘリカルスキャンを用いる。CBCTは寝台送りを伴わず1回転で三次元データを収集する方式です。ヘリカルスキャンは用いません。
- ⑷ 幾何学的ひずみ補正が必要である。二次元検出器と回転機構に由来する幾何学的ひずみを補正するキャリブレーションが必要です。正しい記述です。
- ⑸ 検出器にイメージングプレートが用いられる。イメージングプレートを用いるのはCR方式です。CBCTの検出器はFPDまたはイメージインテンシファイアです。
解説
正解は⑷です。歯科用コーンビームCTはコーン状のX線束と二次元検出器(FPDやI.I.)を用い、被写体の周囲を1回転して投影データを収集します。検出器の周辺部では投影の幾何学的なひずみや検出器固有のひずみが生じるため、ファントムを用いた幾何学的ひずみ補正(キャリブレーション)が必要になります。回転角は180〜360度、視野サイズは目的に応じて複数から選べ、寝台送りを伴うヘリカルスキャンは用いません。検出器にイメージングプレートを使うのはCR方式で、CBCTでは使いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成