トモシンセシスで正しいのはどれか。
トモシンセシスで正しいのはどれか。
- ⑴ FPD を用いた断層撮影である。限られた角度範囲で収集した複数の投影像をFPDで取得し、再構成して断層像を得る撮影法です。正しい記述です。
- ⑵ 乳房用X 線装置のみに搭載されている。乳房用装置に多く搭載されていますが、一般撮影装置や胸部・整形領域用の装置にも搭載されています。
- ⑶ 1 回の撮影で1 枚の断層画像を取得する。1回の走査データから任意の深さの断層像を何枚でも再構成できます。1枚しか得られないのは従来型の断層撮影です。
- ⑷ 断層振れ角が大きいほど断層厚は厚くなる。振れ角が大きいほど深さ方向の分離が良くなり断層厚は薄くなります。厚くなるという記述は逆です。
- ⑸ 目的断面を幾何学的にぼかすことによって断層画像を取得する。目的断面は鮮鋭に描出し、それ以外の深さの構造をぼかすのが原理です。目的断面をぼかすわけではありません。
解説
正解は⑴です。トモシンセシスはFPDを用い、X線管を限られた角度範囲で動かしながら複数方向から低線量の投影像を収集し、再構成によって任意の深さの断層画像を得る撮影法です。1回の走査から多数の断層面を後から作れるのが特徴で、従来の断層撮影と違い目的断面を鮮鋭に描き、他の深さの構造をぼかします。乳房用装置だけでなく一般撮影装置や胸部・整形領域にも搭載されています。断層振れ角が大きいほど深さ方向の分解能が上がり断層厚は薄くなる点も押さえてください。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成