X 線高電圧装置で正しいのはどれか。
X 線高電圧装置で正しいのはどれか。
- ⑴ 管電流はX 線管の陽極に流れる電流の最大値で表す。管電流はX線管に流れる電流の平均値で表します。最大値で表すのは管電圧の方です。
- ⑵ コンデンサ式X 線装置の管電流時間積は線量に比例する。コンデンサ式では放電が進むにつれて管電圧が下がり線質も変わるため、管電流時間積と線量は比例関係になりません。
- ⑶ 管電圧はX 線管の陽極と陰極との間の電位差の平均値で表す。管電圧は陽極‐陰極間電位差の最大値(波高値、kVp)で表します。平均値ではありません。
- ⑷ 2 ピーク形X 線装置の管電圧調整は単巻変圧器の出力側で行う。2ピーク形装置の管電圧は単巻変圧器の出力側のタップ切替で調整し、高電圧変圧器で昇圧します。正しい記述です。
- ⑸ 共振形インバータ式X 線装置の管電圧リプル百分率はインバータ周波数に比例する。リプル百分率はインバータ周波数が高いほど平滑化が進んで小さくなります。比例ではなく反比例の関係です。
解説
正解は⑷です。2ピーク形(単相全波整流)X線装置では、電源から単巻変圧器(オートトランス)を介して高電圧変圧器の一次側に電圧を送ります。管電圧の調整はこの単巻変圧器の出力側でタップを切り替えて行い、その電圧が高電圧変圧器で昇圧されて管電圧となります。なお管電流は平均値、管電圧は最大値(波高値)で表すのが定義で、コンデンサ式では放電に伴って管電圧が低下するため管電流時間積と線量は比例しません。インバータ式ではリプル百分率は周波数が高いほど小さくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成