悪性腫瘍の発生数が最も少ないのはどれか。
悪性腫瘍の発生数が最も少ないのはどれか。
- ⑴ 食道食道の悪性腫瘍は小腸より発生数が多く、日本では扁平上皮癌が主体です。
- ⑵ 胃胃癌は日本人のがん罹患数で上位を占め、消化管では発生数の多い部位です。
- ⑶ 小腸小腸は全長が長いにもかかわらず悪性腫瘍の発生が最も少なく、内容物の通過が速いこと、腸内細菌が少ないこと、免疫組織が発達していることが理由に挙げられます。
- ⑷ 結腸結腸癌は日本人のがん罹患数で最上位に近く、小腸よりはるかに多く発生します。
- ⑸ 直腸直腸も大腸癌の主要な発生部位で、小腸より発生数が多い部位です。
解説
正解は⑶です。消化管の中で小腸は全長が最も長く表面積も広いにもかかわらず、悪性腫瘍の発生数は最も少なく、消化器がん全体の数%にとどまります。内容物の通過が速く液状で粘膜への刺激が少ないこと、腸内細菌が少ないこと、免疫組織が発達していることなどが理由として挙げられます。これに対し胃と結腸は日本人のがん罹患数で上位を占め、直腸や食道もそれに次ぐ発生数があります。小腸腫瘍はまれで症状も出にくいため診断が遅れやすく、この頻度の少なさ自体が試験でよく問われる点です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成