電子線のR50 で正しいのはどれか。
電子線のR50 で正しいのはどれか。
- ⑴ 単位はg/m である。R50は深さ(水等価厚)を表すので単位はcmまたはg/cm²です。g/mという単位にはなりません。
- ⑵ 校正深の計算に必要である。電子線の校正深はdref=0.6R50-0.1 cmで求めるため、R50は校正深の計算に不可欠な線質指標です。
- ⑶ PDD から直接求めることができる。R50は深部電離量百分率曲線から求めたI50を換算して得ます。深部量百分率から直接読み取るわけではありません。
- ⑷ 質量エネルギー吸収係数を意味する。質量エネルギー吸収係数は物質がエネルギーを吸収する割合を表す係数で、深さを表すR50とは別物です。
- ⑸ 測定の基準条件はエネルギーに関わらず照射野サイズ10 cm × 10 cmである。基準照射野はR50が7 g/cm²以下なら10 cm×10 cm、それを超える高エネルギーでは20 cm×20 cmで、エネルギーによって変わります。
解説
正解は⑵です。R50は電子線の深部線量が最大値の50%になる深さで、標準計測法では校正深(基準深)をdref=0.6R50-0.1 cmとして求めるため、R50は校正深の計算に必要な線質指標です。単位は深さを表すのでcmまたはg/cm²であり、g/mではありません。またR50は深部電離量百分率曲線から求めたI50を換算して得るもので、深部量百分率から直接求めるわけではありません。測定の基準照射野はR50が7 g/cm²以下なら10 cm×10 cm、それを超える高エネルギーでは20 cm×20 cmと定められており、エネルギーによって変わります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成