肝受容体シンチグラフィの血中滞在率指標を示す式はどれか。ただし、心臓部の時間放射…
肝受容体シンチグラフィの血中滞在率指標を示す式はどれか。ただし、心臓部の時間放射能曲線の3 分と15 分のカウントをそれぞれH3、H15、肝臓部の時間放射能曲線の15 分のカウントをL15 とする。
- ⑴ H3/H15H3/H15は分子と分母が逆で、肝機能が低下すると小さくなる向きになります。血中滞在率の指標はH15/H3です。
- ⑵ H15/H3心臓部を血液プールの代用とし、15分の心カウントを3分の心カウントで割ったH15/H3が血中滞在率の指標HH15です。
- ⑶ H3/(H3 +H15)3分と15分の心カウントの和で割る形の指標は用いられていません。血中滞在率は2時点のカウントの比で表します。
- ⑷ H15/(H15 +L15)心と肝のカウントを組み合わせた式ですが、肝摂取率の指標LHL15は分子が肝カウントのL15/(H15+L15)です。
- ⑸ L15/(H15 +L15)これは肝摂取率の指標LHL15の式で、血中滞在率ではありません。肝機能低下時に低値となる指標です。
解説
正解は⑵です。肝受容体シンチグラフィ(99mTc-GSA)では心臓部を血液プールの代用として用いるため、血中滞在率の指標HH15は15分の心カウントを3分の心カウントで割ったH15/H3で表します。肝の受容体機能が低下すると血中から肝への取り込みが遅れ、15分時点でも心血液プールに放射能が残るのでHH15は高値となります。一方、肝摂取率の指標LHL15はL15/(H15+L15)で、こちらは肝機能低下時に低値となります。分子と分母を逆にした選択肢や、肝カウントを含む式との混同に注意してください。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成