脳SPECT で正しいのはどれか。
脳SPECT で正しいのはどれか。
- ⑴ ¹²³I-IMP は主に線条体に集積する。¹²³I-IMPは脳血流に応じて大脳皮質(灰白質)へ集積します。線条体に集積するのはドパミントランスポータ製剤です。
- ⑵ ¹²³I-イオマゼニルは大脳白質に集積する。¹²³I-イオマゼニルは中枢性ベンゾジアゼピン受容体に結合するため、受容体の多い大脳皮質に集積します。白質ではありません。
- ⑶ ¹²³I-イオフルパンは投与後速やかに撮影する。¹²³I-イオフルパンは線条体への集積が安定するまで時間がかかるため、投与3時間後を目安に撮像します。
- ⑷ 99mTc-HMPAO は標識後数時間は安定である。99mTc-HMPAOは標識後の化学的安定性が低く、通常30分以内に使用します。数時間安定という記述は誤りです。
- ⑸ 99mTc-ECD は高血流域で血流量を過小評価する。99mTc-ECDは高血流域で取り込みが飽和し、集積と血流量の関係が直線から外れるため、血流量を過小評価します。
解説
正解は⑸です。99mTc-ECDや99mTc-HMPAOは脳血流に応じて取り込まれますが、高血流域では取り込み率が飽和して集積と血流量の関係が直線から外れるため、実際より低く見える過小評価が生じます。定量にはこの非線形性の補正が必要です。¹²³I-IMPは血流に応じて大脳皮質(灰白質)へ集積し、線条体に集まるのはドパミントランスポータ製剤の¹²³I-イオフルパンで、こちらは投与3時間後を目安に撮像します。¹²³I-イオマゼニルは中枢性ベンゾジアゼピン受容体のある大脳皮質に集積し、99mTc-HMPAOは標識後の安定性が低く30分以内に使用します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成