X 線CT を用いたSPECT 減弱補正でCT 値から線減弱係数への変換テーブル…
X 線CT を用いたSPECT 減弱補正でCT 値から線減弱係数への変換テーブル作成に関係するのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 収集時間収集時間は計数統計(画像のざらつき)に影響するだけで、物質の減弱の大きさや変換テーブルには関係しません。
- ⑵ CT 管電圧CT値は用いたX線スペクトルに依存するため、管電圧が変わると同じ組織でもCT値が変わり、管電圧ごとに変換テーブルを用意する必要があります。
- ⑶ 被検者の体格体格は減弱の総量を変えますが、CT値から線減弱係数への換算関係そのものは変わらないため、テーブル作成には関与しません。
- ⑷ 放射性医薬品の投与量投与量は計数率に影響するだけで、物質の減弱特性やその換算には関係しません。
- ⑸ 放射性核種のエネルギー線減弱係数はガンマ線エネルギーの関数なので、99mTcの140 keVか他の核種かによって換算後の値が変わり、核種ごとにテーブルが必要です。
解説
正解は⑵と⑸です。CTを用いたSPECTの減弱補正では、実効エネルギー数十keVでのX線減弱を反映するCT値を、その核種のガンマ線エネルギーにおける線減弱係数へ読み替える変換テーブルが必要です。CT値はX線スペクトル、すなわち管電圧に依存して変わるため管電圧が関係し、また換算後の係数は140 keVか他のエネルギーかによって変わるため放射性核種のエネルギーも関係します。収集時間や放射性医薬品の投与量は計数統計に影響するだけで減弱の大きさを決めず、被検者の体格は減弱の総量を変えますが換算の関係式自体には関与しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成