99Mo-99mTc ジェネレータで99mTc を溶出するのに用いられるのはどれ…
99Mo-99mTc ジェネレータで99mTc を溶出するのに用いられるのはどれか。
- ⑴ 蒸留水蒸留水は低張でそのまま静注できず、イオン交換にも関与しないため溶出効率も低く、溶出液には用いません。
- ⑵ 生理食塩水生理食塩水の塩化物イオンがアルミナ上の過テクネチウム酸イオンと交換して99mTcを選択的に溶出し、かつ等張なのでそのまま投与できます。
- ⑶ 5 %ブドウ糖液5%ブドウ糖液は等張ですがイオン交換に関与しないため、カラムに吸着した過テクネチウム酸イオンを溶出できません。
- ⑷ 10%アミノ酸液アミノ酸液は栄養輸液でイオン交換による溶出には働かず、放射性医薬品の溶出液としても不適切です。
- ⑸ 0.1 mol/L 塩酸水溶液塩酸水溶液はアルミナや親核種の99Moまで溶かし出し、放射性核種純度や化学的純度を損なうため使用できません。
解説
正解は⑵です。99Mo-99mTcジェネレータはアルミナカラムに99Moを吸着させた構造で、生成した99mTcは過テクネチウム酸イオンとしてカラムへの吸着が弱いため、生理食塩水(0.9%塩化ナトリウム液)を流すと塩化物イオンと交換して選択的に溶出されます。等張であることは、そのまま静脈内に投与する放射性医薬品として必要な条件でもあります。蒸留水は低張で溶出効率も低く、ブドウ糖液やアミノ酸液はイオン交換に関与せず、塩酸水溶液はカラムや親核種の99Moまで溶かし出して放射性核種純度を損なうため用いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成