膝関節MR 像(別冊No. 2)を別に示す。正しい組合せはどれか。
膝関節MR 像(別冊No. 2)を別に示す。正しい組合せはどれか。
- ⑴ ア ― 腓腹筋腓腹筋は膝関節の後方で大腿骨後面から下腿背側へ続く筋で、指示された部位の位置とは一致しません。
- ⑵ イ ― 外側広筋外側広筋は大腿の前外側にあって膝蓋骨へ向かう筋で、関節内や関節近傍の指示部位には当てはまりません。
- ⑶ ウ ― 内側半月板内側半月板は脛骨内側関節面の上にのる三角形(くさび形)の低信号構造で、斜めに走る帯状構造ではありません。
- ⑷ エ ― 前十字靱帯大腿骨外側顆の内側面から前下方へ走り脛骨前方の顆間部に付く帯状の低信号構造は前十字靱帯で、線維束が縞状に見えるのが特徴です。
- ⑸ オ ― 膝蓋靱帯膝蓋靱帯は膝蓋骨下端から脛骨粗面へ下る関節前面の低信号帯で、関節内を斜走する構造ではありません。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。膝関節MRIの矢状断では、大腿骨外側顆の内側面から前下方へ向かい、脛骨前方の顆間部に付着する帯状のやや低信号構造が前十字靱帯です。後十字靱帯が弓なりに後方へ走る太く均一な低信号であるのに対し、前十字靱帯は線維束が分かれて縞状に見えることが鑑別点になります。腓腹筋は膝後方から下腿背側へ続く筋、外側広筋は大腿前外側の筋、内側半月板は脛骨内側関節面上にのる三角形の低信号、膝蓋靱帯は膝蓋骨下端から脛骨粗面へ下る前面の低信号帯で、いずれも指示された部位とは位置が一致しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成