MRI と関連事項の組合せで正しいのはどれか。
MRI と関連事項の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 拡散強調像 ― TOF 法TOF法は流入する血流の縦磁化の差を利用したMRAの手法です。拡散強調像に対応する指標はb値で、組合せが入れ替わっています。
- ⑵ 脂肪抑制法 ― b値b値は拡散強調の強さを表す係数で拡散強調像の指標です。脂肪抑制法はCHESSやSTIRなど化学シフトやT1差を利用します。
- ⑶ 非造影灌流MRI ― ASL〈arterial spin labeling〉ASLは流入する動脈血の水プロトンを標識し、標識像と非標識像の差分から灌流を求める方法で、造影剤を使わない灌流MRIとして正しい組合せです。
- ⑷ MR hydrography ― BOLD 効果BOLD効果は脱酸素化ヘモグロビンによる磁化率変化で、functional MRIの原理です。MR hydrographyは強いT2強調で静止水を写します。
- ⑸ functional MRI ― 化学シフト化学シフトは分子環境による共鳴周波数の差で、MRスペクトロスコピーや脂肪抑制に関わります。functional MRIはBOLD効果を用います。
解説
正解は⑶です。ASL〈arterial spin labeling〉は流入する動脈血の水プロトンを高周波パルスで標識し、標識像と非標識像の差分から灌流を画像化する手法で、ガドリニウム造影剤を使わない非造影の灌流MRIとして成立します。拡散強調像の指標はb値、脂肪抑制法はCHESSやSTIRなど脂肪の化学シフトやT1差を利用する方法、MR hydrographyは長いTEの強T2強調で静止した水を写す手法、functional MRIはBOLD効果を利用します。組合せを入れ替えた選択肢が並ぶため、各手法の原理を一つずつ結び付けて覚えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成