JIS 規格診断用MR 装置用ファントムの構成部品を図に示す。z に直交する面(…
JIS 規格診断用MR 装置用ファントムの構成部品を図に示す。z に直交する面(xy 面)の撮影で点検する項目はどれか。
- ⑴ 均一性均一性は均質な水を満たした部分を撮影して信号のむらを評価する項目で、傾斜させた板の部品は用いません。
- ⑵ 空間分解能空間分解能は微小な穴列やスリット列が並んだ部品で評価します。傾斜板の像から求める項目ではありません。
- ⑶ スライス厚傾斜板をz軸に直交するxy面で撮影すると、像の広がりが傾斜角に応じてスライスプロファイルを反映するため、その幅からスライス厚を算出できます。
- ⑷ 幾何学的ひずみ幾何学的ひずみは格子や棒を規則的に並べた部品を撮影し、既知の寸法とのずれを測って評価します。
- ⑸ 画像コントラスト画像コントラストは緩和時間や濃度の異なる溶液を封入した複数の部位を比べて評価する項目です。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。JIS規格の診断用MR装置用ファントムは複数の構成部品からなり、z軸に対して傾斜させた薄い板(傾斜板)の部品を用いてスライス厚を点検します。zに直交するxy面で撮影すると、傾斜板の像が傾斜角に応じて引き伸ばされて写るため、その像幅と傾斜角からスライスプロファイルの半値幅、すなわちスライス厚を算出できます。均一性は均質な水を満たした部分、空間分解能は微小な穴やスリット列、幾何学的ひずみは格子状の部品、画像コントラストは濃度の異なる封入部で点検し、いずれも別の部品を使う点を押さえてください。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-06.html)を加工して作成