液体状99mTc および²⁰¹Tl の3 月間の最大使用予定数量がそれぞれ600…
液体状99mTc および²⁰¹Tl の3 月間の最大使用予定数量がそれぞれ600 GBq と30 GBq である施設において、3 月間の総排気量を2 × 10⁶m³としたとき最大排気濃度限度比の和で正しいのはどれか。ただし、液体状99mTc および²⁰¹Tl の排気中濃度限度をそれぞれ6 × 10⁻³Bq・cm⁻³と3 × 10⁻³Bq・cm⁻³、飛散率を0.001、HEPA フィルタの透過率を0.01とする。
- ⑴ 1.5 × 10⁻⁷1.5×10⁻⁷は²⁰¹Tlの排気中濃度そのもの(Bq・cm⁻³)にあたる値で、濃度限度で割る手順を踏んでいません。
- ⑵ 3.0 × 10⁻⁶3.0×10⁻⁶は99mTcの排気中濃度(Bq・cm⁻³)にあたります。濃度限度で割った比ではありません。
- ⑶ 3.2 × 10⁻⁶3.2×10⁻⁶も濃度の段階の値に近く、限度比の和にはなりません。各核種で限度で割ってから足す必要があります。
- ⑷ 5.0 × 10⁻⁵5.0×10⁻⁵は²⁰¹Tl分の限度比のみの値です。99mTc分の5×10⁻⁴を足す必要があります。
- ⑸ 5.5 × 10⁻⁴99mTcの限度比5×10⁻⁴と²⁰¹Tlの限度比5×10⁻⁵を足すと5.5×10⁻⁴となります。これが正解です。
解説
正解は⑸です。排気中に出る放射能は、使用予定数量に飛散率とHEPAフィルタの透過率を掛けたものです。99mTcは600GBq×0.001×0.01=6×10⁶Bqで、総排気量2×10⁶m³=2×10¹²cm³で割ると3×10⁻⁶Bq・cm⁻³、濃度限度6×10⁻³で割ると比は5×10⁻⁴になります。²⁰¹Tlは30GBq×10⁻⁵=3×10⁵Bqで、同様に計算すると1.5×10⁻⁷Bq・cm⁻³、限度3×10⁻³で割って5×10⁻⁵です。両者の和は5.5×10⁻⁴となります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成