撮影線量に依存する画像雑音はどれか。
撮影線量に依存する画像雑音はどれか。
- ⑴ 熱雑音熱雑音は電子の熱運動によって生じる電気的な雑音で、温度や回路条件で決まります。撮影線量には依存しません。
- ⑵ 回路雑音回路雑音は増幅回路などの電気系に由来する雑音で、線量を増やしても大きさは変わりません。
- ⑶ 磁気雑音磁気雑音はMRIなどで問題になる雑音で、X線の撮影線量とは関係しません。
- ⑷ 量子雑音量子雑音はX線光子数の統計的ゆらぎによる雑音で、標準偏差は光子数の平方根に比例します。撮影線量に依存する雑音です。
- ⑸ 量子化雑音量子化雑音はA/D変換時の階調の刻み幅(ビット数)で決まる雑音で、撮影線量とは無関係です。
解説
正解は⑷です。量子雑音は、検出器に到達するX線光子の数がポアソン分布に従って統計的にゆらぐことによる雑音で、その標準偏差は光子数の平方根に比例します。したがって光子数、すなわち撮影線量が増えるほど信号対雑音比は改善し、線量を4倍にすると量子雑音の相対的な大きさは半分になります。撮影線量に直接依存する唯一の雑音であり、熱雑音や回路雑音は電気系に由来し、量子化雑音はA/D変換の階調数で決まるため、いずれも線量には依存しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成