検査と造影剤の体内への注入経路の組合せで適切でないのはどれか。
検査と造影剤の体内への注入経路の組合せで適切でないのはどれか。
- ⑴ CAG ― 経動脈冠動脈造影は大腿動脈や橈骨動脈からカテーテルを進めて冠動脈に造影剤を注入します。経動脈で適切な組合せです。
- ⑵ DIP ― 経静脈点滴静注腎盂造影は造影剤を静脈内に投与し、腎から排泄される過程で尿路を描出します。経静脈で適切です。
- ⑶ HSG ― 経腟子宮卵管造影は腟から子宮頸管にカニューレを挿入して造影剤を注入します。経腟で適切な組合せです。
- ⑷ UCG ― 経尿道逆行性尿道膀胱造影は外尿道口からカテーテルを挿入して造影剤を注入します。経尿道で適切です。
- ⑸ ERCP ― 経皮経肝ERCPは内視鏡を用いてファーター乳頭から造影剤を注入する検査です。経皮経肝で行うのはPTCやPTCDなので、組合せが適切ではありません。
解説
正解は⑸です。ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)は、口から入れた内視鏡を十二指腸まで進め、ファーター乳頭からカニューレを挿入して胆管・膵管へ造影剤を注入する検査なので、注入経路は経内視鏡(経口)です。経皮経肝という経路をとるのは、腹壁から肝臓を穿刺して胆管を造影・ドレナージするPTC・PTCDであり、組合せが適切ではありません。他の4つは、冠動脈造影が経動脈、点滴静注腎盂造影が経静脈、子宮卵管造影が経腟、逆行性尿道膀胱造影が経尿道で、いずれも適切です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成