潮解性を示す放射線検出器はどれか。
潮解性を示す放射線検出器はどれか。
- ⑴ GM 計数管GM計数管はアルゴンなどの気体を封入した検出器で、固体の結晶を用いないため潮解性はありません。
- ⑵ 比例計数管比例計数管もPRガスなどを封入した気体検出器で、潮解性は問題になりません。
- ⑶ 半導体検出器半導体検出器はゲルマニウムやシリコンの結晶を用います。潮解性はなく、Ge検出器では冷却が必要な点が特徴です。
- ⑷ 蛍光ガラス線量計蛍光ガラス線量計は銀活性リン酸塩ガラスを素子とするもので、潮解性はありません。
- ⑸ NaI(Tl)シンチレーション検出器NaI(Tl)結晶は潮解性が強く、湿気で白濁して性能が落ちるため、密封容器に収めて使用します。これが正解です。
解説
正解は⑸です。NaI(Tl)シンチレータは空気中の水分を吸って溶ける潮解性が強いため、アルミニウムなどの容器に密封し、光を取り出す面だけを石英ガラスなどの窓とした形で使用します。容器が破損して湿気が入ると結晶が白濁し、透明度が落ちてエネルギー分解能や計数効率が低下します。GM計数管と比例計数管は気体を封入した検出器、半導体検出器はゲルマニウムやシリコンの結晶、蛍光ガラス線量計は銀活性リン酸塩ガラスであり、いずれも潮解性はありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成