正弦波交流の実効値Ve と平均値Va との比(Ve:Va)はどれか。
正弦波交流の実効値Ve と平均値Va との比(Ve:Va)はどれか。
- ⑴ π:1π:1では実効値が平均値の約3.14倍になってしまい、正弦波の波形率1.11と大きく食い違います。
- ⑵ π:√2π:√2では比が約2.22となり、正弦波の波形率1.11の2倍にあたります。分母の係数が足りません。
- ⑶ π:√3π:√3では比が約1.81となり、正弦波の波形率1.11と一致しません。
- ⑷ π:2π:2では比が約1.57となります。これは平均値に対する最大値の比にあたり、実効値との比ではありません。
- ⑸ π:2√2Ve=Vm/√2、Va=2Vm/πより比はπ:2√2となり、その値は約1.11で正弦波の波形率と一致します。
解説
正解は⑸です。正弦波交流の実効値は最大値Vmを√2で割った値Ve=Vm/√2、平均値は半周期で平均した値Va=2Vm/πです。したがって比はVe:Va=(1/√2):(2/π)となり、両辺にπ√2を掛けて整理するとπ:2√2、およそ3.14:2.83となります。この比を波形率と呼び、Ve/Va=π/(2√2)≒1.11です。正弦波では実効値のほうが平均値よりやや大きいという関係を、数値の目安とともに覚えておくと確実です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成