α/β 値が1 ~3 Gy とされるのはどれか。
α/β 値が1 ~3 Gy とされるのはどれか。
- ⑴ 筋肉筋肉は脊髄や腎臓、肺と同じ晩期反応組織で、α/β値は1〜3Gy程度と小さくなります。これが正解です。
- ⑵ 口腔粘膜口腔粘膜は分裂の盛んな早期反応組織で、α/β値は10Gy前後と大きくなります。
- ⑶ 腸管上皮腸管上皮も代表的な早期反応組織で、α/β値は10Gy前後です。1〜3Gyには該当しません。
- ⑷ リンパ球リンパ球は放射線感受性がきわめて高い細胞で、α/β値も大きい側に分類されます。
- ⑸ 小細胞肺癌小細胞肺癌のような増殖の速い腫瘍のα/β値は10Gy前後です。小さい値をとるのは前立腺癌など一部にとどまります。
解説
正解は⑴です。α/β値は生存率曲線の肩の大きさを表し、値が小さいほど1回線量の大きさに強く影響される組織であることを意味します。1〜3Gyという小さな値をとるのは、脊髄・腎臓・肺・筋肉といった晩期反応を示す組織で、分割回数を増やして1回線量を下げると障害を減らせます。一方、口腔粘膜や腸管上皮などの早期反応組織、リンパ球、小細胞肺癌のような増殖の速い腫瘍は10Gy前後の大きなα/β値をもち、1回線量の影響を受けにくくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成