Basedow〈バセドウ〉病で低下するのはどれか。
Basedow〈バセドウ〉病で低下するのはどれか。
- ⑴ TSH甲状腺ホルモンの過剰によるネガティブフィードバックで下垂体からのTSH分泌が抑制され、測定感度以下まで低下します。
- ⑵ 心拍数甲状腺ホルモンの過剰により交感神経様の作用が強まり、心拍数は増加します。頻脈は代表的な症状です。
- ⑶ FT(非結合型T3 3)非結合型T3(FT3)は甲状腺ホルモンの過剰産生により高値になります。低下はしません。
- ⑷ FT(非結合型T4 4)非結合型T4(FT4)も過剰産生により高値になります。低下するのはTSHのほうです。
- ⑸ 抗TSH 受容体抗体抗TSH受容体抗体はBasedow病の原因となる自己抗体で、陽性・高値になります。低下はしません。
解説
正解は⑴です。Basedow病は、TSH受容体に対する自己抗体(抗TSH受容体抗体)が受容体を刺激し続けることで甲状腺ホルモンが過剰に分泌される疾患です。血中のFT3・FT4が高値になると、下垂体前葉へのネガティブフィードバックが強く働くためTSHは抑制され、測定感度以下まで低下します。この「甲状腺ホルモン高値かつTSH低値」という組合せが診断の基本で、頻脈・体重減少・手指振戦・発汗過多などの甲状腺中毒症状を伴います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成