アポトーシスで正しいのはどれか。
アポトーシスで正しいのはどれか。
- ⑴ 壊死のことである。壊死(ネクローシス)は受動的な細胞死で、炎症を伴い群発的に起こります。アポトーシスとは機序も所見も異なります。
- ⑵ 群発的に発現する。アポトーシスは組織の中で単一の細胞ごとに散発的に起こります。群発的に生じるのはネクローシスです。
- ⑶ 炎症反応が関与する。アポトーシス小体が貪食されて内容物が漏れないため、炎症反応は伴いません。炎症を伴うのはネクローシスです。
- ⑷ 細胞環境の悪化によって生じる。虚血や強い障害など細胞環境の悪化で受動的に生じるのはネクローシスです。アポトーシスは能動的な過程です。
- ⑸ プログラムされた細胞死である。細胞内にあらかじめ組み込まれた仕組みが働いて起こる能動的な細胞死で、プログラムされた細胞死と呼ばれます。
解説
正解は⑸です。アポトーシスは、細胞内にあらかじめ組み込まれた仕組みが働いて起こる能動的な細胞死で、プログラムされた細胞死と呼ばれます。細胞は縮小して核が凝縮・断片化し、断片はアポトーシス小体となってマクロファージなどに貪食されるため、内容物が漏れ出さず炎症反応を伴いません。組織の中では単一の細胞ごとに散発的に起こります。これに対しネクローシス(壊死)は、虚血や強い障害など細胞環境の悪化によって受動的に生じ、群発的に起こって炎症を伴います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成