リニアックの相対線量測定で正しいのはどれか。
リニアックの相対線量測定で正しいのはどれか。
- ⑴ PDI は吸収線量百分率である。PDIは深部電離量百分率で、測定した電離量の比を表します。吸収線量百分率にあたるのはPDDです。
- ⑵ PDD はSSD によって変化しない。PDDは線源表面間距離(SSD)が変わると逆二乗則と散乱の寄与が変わるため、SSDによって変化します。
- ⑶ R50 は電離量が50%になる深さである。R50は深部量百分率(吸収線量)が最大値の50%になる深さです。電離量が50%になる深さはI50で、換算してR50を求めます。
- ⑷ TMR は照射野サイズによって変化する。照射野が大きいほど散乱線の寄与が増えるため、同じ深さでもTMRは大きくなります。照射野サイズによって変化します。
- ⑸ PDD は照射野サイズによって変化しない。照射野が大きいほど深部への散乱線の寄与が増えるため、PDDは照射野サイズによって変化します。
解説
正解は⑷です。組織最大線量比〈TMR〉は、基準深(最大線量深)の線量に対する各深さの線量の比で、深さだけでなく照射野の大きさによっても変化します。照射野が大きいほど散乱線の寄与が増え、同じ深さでもTMRは大きくなります。PDIは深部電離量百分率、PDDは深部線量百分率で、PDDはSSDと照射野サイズの両方で変化します。またR50は深部量百分率(吸収線量)が最大値の50%になる深さであり、電離量そのものの50%深ではない点も押さえてください。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成