舌癌で正しいのはどれか。
舌癌で正しいのはどれか。
- ⑴ 好発部位は舌中央である。舌癌の好発部位は舌の側縁(舌縁)です。舌中央に生じることは比較的まれです。
- ⑵ 腺癌の割合が80%以上である。舌癌の組織型は扁平上皮癌が90%以上を占めます。腺癌が主体というのは誤りです。
- ⑶ 早期癌は小線源治療の適応である。早期舌癌は組織内照射などの小線源治療の適応で、舌の形態と機能を保ちながら良好な局所制御が得られます。
- ⑷ 外部照射の有害事象で唾液腺障害は生じない。外部照射では唾液腺が照射範囲に含まれるため、口腔乾燥や味覚障害といった唾液腺障害が生じます。
- ⑸ 解剖学的な位置により上舌癌、中舌癌、下舌癌に分けられる。舌は可動部(舌体)と舌根に分けられます。上舌癌・中舌癌・下舌癌という分類は用いません。
解説
正解は⑶です。早期の舌癌(T1・T2の一部)は、組織内照射などの小線源治療の良い適応で、舌の形態と機能を保ちながら手術と同等の局所制御が得られます。舌癌の好発部位は舌の側縁で、組織型は扁平上皮癌が90%以上を占めます。解剖学的には舌は可動部(舌体)と舌根に分けられ、上舌癌・中舌癌・下舌癌という分類は用いません。また外部照射では唾液腺が照射範囲に入るため口腔乾燥などの唾液腺障害が生じます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成