標準計測法12 の線量計の校正で国家標準とのトレーサビリティが必要なのはどれか。
標準計測法12 の線量計の校正で国家標準とのトレーサビリティが必要なのはどれか。
- ⑴ 線質変換係数線質変換係数は電離箱の種類と線質に応じて標準計測法の表から与えられる値で、個々の線量計を国家標準と結びつける量ではありません。
- ⑵ 温度気圧補正係数温度気圧補正係数は測定時の温度と気圧から使用者が計算する補正です。国家標準とのトレーサビリティは必要ありません。
- ⑶ コバルト校正定数コバルト校正定数は照射線量に基づく以前の計測法で用いられた概念で、標準計測法12が求める校正定数ではありません。
- ⑷ 水吸収線量校正定数標準計測法12は水吸収線量標準に基づくため、水吸収線量校正定数が国家標準にトレーサブルであることを必要とします。
- ⑸ イオン再結合補正係数イオン再結合補正係数は二点電圧法などで測定のたびに使用者が求める補正で、国家標準との対応は不要です。
解説
正解は⑷です。標準計測法12は水吸収線量標準に基づく計測法で、線量計は国家標準にトレーサブルな水吸収線量校正定数(N_D,w)を用いて校正されます。すなわち、標準計測機関が国家標準と結びついた形で与える校正定数だけがトレーサビリティを必要とします。線質変換係数は文献値として与えられる値、温度気圧補正係数とイオン再結合補正係数は測定のたびに使用者が求める補正、コバルト校正定数は以前の照射線量に基づく計測法で用いられた概念であり、いずれも該当しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成