18F-FDG の生理的集積部位でないのはどれか。
18F-FDG の生理的集積部位でないのはどれか。
- ⑴ 肺正常の肺は含気が主体で細胞成分が少なく糖代謝も低いため、生理的集積はほとんどみられません。これが正解です。
- ⑵ 肝臓肝臓は中等度のびまん性集積を示し、病変の集積を評価する際の基準(バックグラウンド)としても用いられます。
- ⑶ 小脳小脳を含む脳はブドウ糖を主なエネルギー源とするため、FDGがきわめて強く生理的に集積します。
- ⑷ 腎臓FDGは尿中に排泄されるため、腎実質から腎盂・尿管・膀胱にかけて強い集積がみられます。
- ⑸ 外眼筋外眼筋は常に活動しているため生理的に集積します。緊張した咀嚼筋や頸部の筋にも同様の集積がみられます。
解説
正解は⑴です。¹⁸F-FDGはブドウ糖の類似体なので、糖代謝の活発な組織に生理的に集積します。脳(大脳皮質・基底核・小脳)にはきわめて強く、心筋には条件によって、肝臓・脾臓・骨髄には中等度に集積し、外眼筋などの活動している筋にも集積します。またFDGは尿中に排泄されるため腎臓・尿管・膀胱にも強く集まります。これに対し正常の肺は含気が主体で細胞成分が少なく糖代謝も低いため、生理的な集積はほとんどみられません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成