骨シンチグラフィで正しいのはどれか。
骨シンチグラフィで正しいのはどれか。
- ⑴ ペースメーカは集積増加像をつくる。ペースメーカや金属は放射線を遮るため、集積欠損(コールドスポット)として描出されます。集積増加にはなりません。
- ⑵ 小児では骨幹より骨幹端への集積が高い。骨端線付近の骨幹端では骨代謝が活発なため、小児では骨幹より強く集積し左右対称の線状高集積として描出されます。
- ⑶ 放射性医薬品投与1 時間後から撮影する。軟部組織のクリアランスを待つ必要があるため、撮影は投与の2〜6時間後(通常3時間後)に行います。1時間後では早すぎます。
- ⑷ 収集エネルギーピークを360 keV にする。使用する99mTc標識薬剤のγ線エネルギーは140keVです。360keVというピーク設定は誤りです。
- ⑸ 心臓サルコイドーシスの診断に有用である。心臓サルコイドーシスの診断には¹⁸F-FDG PETや⁶⁷Gaシンチグラフィを用います。骨シンチグラフィの適応ではありません。
解説
正解は⑵です。小児では骨端線(成長板)の近くにある骨幹端で骨の成長と代謝がさかんに行われているため、骨シンチグラフィでは骨幹より骨幹端への集積が強くなり、成長板が線状の高集積として左右対称に描出されます。これは正常像なので病変と間違えないよう注意が必要です。ペースメーカや補綴物は放射線を遮って集積欠損となり、撮影は99mTc標識薬剤の投与2〜6時間後、収集エネルギーピークは140keVで、心臓サルコイドーシスの診断には¹⁸F-FDG PETなどを用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成