副腎腫瘍の診断に用いられる放射性医薬品はどれか。2 つ選べ。
副腎腫瘍の診断に用いられる放射性医薬品はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 99mTc-ECD99mTc-ECDは血液脳関門を通過して脳内にとどまる脳血流製剤です。副腎の診断には用いません。
- ⑵ 99mTc-MAA99mTc-MAAは肺の毛細血管に一時的にとどまる肺血流製剤です。副腎腫瘍の診断には使いません。
- ⑶ ¹²³I-BMIPP¹²³I-BMIPPは心筋の脂肪酸代謝を画像化する製剤です。副腎には集積しません。
- ⑷ ¹²³I-MIBG¹²³I-MIBGはノルアドレナリン類似体として副腎髄質に取り込まれ、褐色細胞腫や神経芽腫の診断に用いられます。
- ⑸ ¹³¹I-アドステロール¹³¹I-アドステロールはコレステロール類似体として副腎皮質に取り込まれ、皮質腺腫の局在診断に用いられます。
解説
正解は⑷と⑸です。副腎は皮質と髄質からなり、それぞれに対応する放射性医薬品があります。¹³¹I-アドステロール(アドステロール-I131)はコレステロール類似体で、ステロイドホルモンを合成する副腎皮質に取り込まれ、原発性アルドステロン症やCushing症候群の腺腫の局在診断に用います。¹²³I-MIBGはノルアドレナリンの類似体で、カテコールアミンを産生する副腎髄質やその腫瘍である褐色細胞腫、神経芽腫に集積します。他の3つは脳血流、肺血流、心筋脂肪酸代謝の製剤です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-06.html)を加工して作成